延長タイブレークの熱戦はまさかの幕切れ
またしても、高校野球を観に行ってきました。
最近、プロ野球のほうは胸くそが悪くなるので、一切見ていませんが、高校野球は本当に面白い。甲子園の大会よりも、県予選が面白い。
そんなわけで準々決勝の好カード、専大松戸対拓大紅陵の試合を見に行ってきました。
どちらも、何度か甲子園にも出場、プロ野球選手も輩出している強豪校です。
先攻は拓大紅陵。この日は、準々決勝の好カード、しかも日曜日ということもあり、早めに向かったのですが、チケット売り場には長蛇の列ができていました。球場へ向かうモノレールも満員でした。
私は、障がい者手帳を持っているため、無料で入場することができます。こういう特典はしっかり利用させてもらいます。ちなみに、モノレールも半額です。
スタメン。今日こそは、プロ注目の専大松戸のエース平野君を見たかったのですが、前の試合で完投しているために、本日は二年生の梅沢君が先発です。私のお気に入りの投手です。
試合前のグラウンド整備。トンボかけ、昔はよくやらされました。私のころは、下級生がグラウンド整備、上級生が着替えて帰り支度するまで着替えさせてもらえず、部室も3年生になるまで入れさせてもらえませんでした。今だと、完全アウトですね。
途中経過。甲子園ベスト8の専大松戸ですが、ノーヒットで得点できません。梅沢君は、前回に引き続いての好投、直球で空振りをとれるのが素晴らしい!
この日は、さすがに強豪相手で初回から変化球を交えていましたが、やはり、魅力があるのは直球!
このまま、両チーム無得点の手に汗握る展開で、延長戦に突入します。
内野席は満員、外野席も解放されましたが、たくさんのお客さんが入っています。
試合は、延長11回に拓大紅陵が一点先行!
その裏、延長タイブレークのため、ノーアウト1,2塁から始まる場面で専大松戸は強攻策、しかし痛烈な当たりは、セカンド真正面のゴロに。ゲッツーで2アウトかと思いきや・・・。
一塁走者とセカンドが交錯、守備妨害で1塁ランナーがアウト、ワンアウト1.2塁から試合再開となります。
(2塁塁審は、守備妨害を行った1塁ランナーと打者走者もアウト、2アウトランナー2塁からの試合再開の判定、しかし専大松戸ベンチから猛抗議があり、試合がかなりの時間中断しました。)
*確認しましたが、この場合、ワンアウト1,2塁からの試合再開で正しい。
残酷なドラマはまだ続きます。次打者四球のワンアウト満塁、専大松戸は代打を起用しますが、打球はショート正面のゴロ、併殺打で試合終了と思いきや・・・。
送球がそれ、ファーストが捕球したものの、足がベースから離れたという判定で、専大松戸は、九死に一生を得て同点に追いつきます!
さらに試合は続き延長12回へ。下位打線から始まる拓大紅陵は強攻策を選択、しかし投手ゴロでダブルプレー、さらに次打者も凡退して無得点。
その裏、専大松戸はノーアウト1,2塁から送りバント、拓大紅陵の投手が素晴らしいフィールディングで三塁封殺、ワンアウト1,2塁とします。
しかし、次打者のファーストゴロで、二塁封殺を狙った送球が無情にも逸れ、外野に転がる間に2塁走者がホームイン、サヨナラのタイムリーエラーという、なんとも残酷な結末となってしまいました・・・。
拓大は、専松の倍の安打を放ちながら、攻め切れませんでした。
校歌を斉唱する専大松戸ナイン。
拓大紅陵ナインと応援席。
両チーム整列しての試合終了後のあいさつの後、両チームのナインが抱き合ってお互いの健闘を称えあうシーンは感動しました。
延長11回の守備妨害の判定で、試合が長時間中断した場面、かなり複雑で難しい判定だったと思うのですが、審判の方には毅然とした態度で臨み、場内にも明確な説明が欲しかったです。
せっかくの大熱戦、そこだけが少し残念でした。
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