自己肯定感ゼロ kantaroのblog

自己肯定感ゼロ。。。でこぼこな感情ゆえにしくじりまくってきた「大人の発達障害」ADHD・自閉症スペクトラムと向き合う私のblog

暴走超特急には優れたブレーキシステムが必要

数日前のこと、何気なく、自分の前勤めていた会社のホームページを眺めていたら、障碍者採用枠での募集を発見!


詳細に見ていくと、ハローワークの紹介状が必要とのことで、朝からハローワークに三回電話。就労移行支援にも電話。障碍者職業センターにも電話。障碍者支援センターにも電話。


いちばん最初につながったハローワークで、第一志望の企業があるなら、急いだほうがいいといわれ、その足で、おっとり刀で、ハローワークに駆け出す寸前に、ブレーキがかかった。


こういう気持ち、なんか前もあった気がする。嫌な予感がする。よくないことになりそうな気がする。


支援センターのBさんと電話がつながった。


Bさんは、私の話を一通り、聞き取った後に、


「いま、雇用保険もまだたっぷり残っているし、就労移行支援も始めたばかりですよね。もし就労することになったら、いくら希望通りの職場だとしても、必ずストレスはあります。資格も取りたい、仕事もしたい、複数の事を同時にやろうとしても無理なんじゃないでしょうか。」


まさに正鵠を射た意見を言われた。


その後、Aさんからも電話がかかってきた。


Aさんも、かさにかかってしゃべってしまう、私の話を丁寧に聞き取った後、


「私も、Bさんと同じ意見です。」


とキッパリ。


「今、失業給付で生活費には不安がない状態で、療養と、自己啓発に専念できる状況じゃないですか。こんな機会二度とないと思いますよ。希望の職場に戻りたいのなら、なおのこと、退職したときの自分とは違う、と、胸を張って言えるものを身に着けてからのほうがいいと思う。」
「前の職場は、kantaroさんが、会社を辞めた事情を知っているのだから、なおさらです。戻りたい気持ちはわかるけど、今じゃないと思う。」


まさに、Bさんと同じことを言われた。


ぼくと同じような状況に置かれ、仕事もない、生活費も不安、何をしたらいいかわからない、充分なサポートを受けられない、相談できる人もいない、という嘆きの声が、ヤ〇ー知恵袋には溢れています。


そして、ぼくが自分はこうだ、こうすれば、生活しやすくなるんでは?などと言おうものなら、袋叩きにされてしまう。たぶん、ぼくの置かれている状況がうらやましいのだと思う。


ぼくには、信頼できる主治医がいて、かかりつけクリニックの院長先生がいて、Aさんがいて、Bさんがいて、就労移行支援の担当者がいて、療養に努めながら、就労準備、住職活動に専念できる環境が整っている。


雇用保険は、ひと月の生活に困らないだけのものを、ほぼ、一年間給付を受けることができる。


こんな恵まれた環境を、危うくかなぐり捨ててしまうところでした。


あっぶねえ。。。


ぼくは、暴走超特急、誰かが止めてくれないと、危ないとしりつつも、突っ走ってしまう。


今の時代だからよかった。戦国時代の城主とかだったら、敵に攻め込まれて、血気盛んに飛び出してしまい、討ち死にしてしまっているかもしれない。


Aさん、Bさんに、そのことを言うと、異口同音に、


「こんかいは、突っ走る前に私たちに相談したほうがいいって、立ち止まることができたじゃないですか。それは、あなたの成長だと思うし、今の環境もあなたが獲得してきたものでよ。知恵袋とか、ネットの人のことは気にしなくていいですよ」


と、おっしゃる。就労移行支援の担当者さんにも言われた。


自分が信頼して、頼っている人たちは、打ち合わせたわけでもないのに、同じことを言ってくれる。


いままでもそうだ。両親や友人、先生や心配してくれる人は、みな同じことを言ってくれる。


次回就業できるときは、自分の判断で、ブレーキを掛けられるようになりたい。


そのために、Aさんや、Bさんになるべく、相談しないようにしてきたけど、今は無理だ。


どうしても頼って、甘えてしまう。