就労移行支援事業所
私の利用している就労移行支援の事業所では、グループで行うプログラムがあり、支援員やほかの訓練生とディスカッションやレクリエーション活動で、ゲームを行うことがあります。
私もですが、利用開始当初は緊張から興味があっても参加できない利用者も多くいます。
私も、最初は支援員さんの背中の後ろに隠れるようにしながら、見学から参加しました。発言の場面ではフラッシュバックが起こってしまい涙があふれてしまうこともありました。
そんなことを繰り返しながら、今の自分があります。
最近、気づいたのですが、当初は挨拶もなくふらっとやってきて座席につくなり、パソコンに向き合い誰とも一言も口を利かなかった人たちが、プログラムやレクリエーションに参加する姿がちらほらみられるようになりました。
みんな、利用開始当初よりも表情が生き生きとしてにこやかに楽しみながら参加をしています。自身が発言するだけでなく、他者へのフィードバックも行います。
自分目線だけでなく、他者目線も浴びることで、自己理解を深めることができます。
利用開始当初、無料のパソコン教室と考え、支援員とも一言も口を利かずに信頼関係も築けなかった私が今では、支援員とも言いにくいことも言い合える信頼関係を築くことができました。
一年前の自分だったら、家族の言動の一つ一つがストレッサーになっていたのですが、いつしかやり過ごす余裕ができていました。
就労移行支援では、障害を持つ人たちが社会に出て、自分らしく長期安定して働くために必要なことを学ぶ場所でした。
もうすぐ、卒業すると思うのですが、卒業しても就労移行で学んだことはずっと生かしていきたいと思っています。
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