自己肯定感ゼロ kantaroのblog

自己肯定感ゼロ。。。でこぼこな感情ゆえにしくじりまくってきた「大人の発達障害」ADHD・自閉症スペクトラムと向き合う私のblog

生きづらさを抱える発達障害グレーゾーン

先日、たまたまユーチューブで見つけた動画で、発達障害グレーゾーンの当事者の方が出演しているものがありました。


グレーゾーンは、発達障害の傾向はみられるが、発達障害とも言い切れない状態、診断基準に当てはまらない項目があると、いい加減な医師はグレーゾーンという言葉を使いたがります(個人的見解です)。


グレーゾーンは、診断書が出ないので、障碍者手帳を取得することができません。


障碍者手帳を取得できないと、原則、就労移行支援や、就労継続支援などの鐘楼支援サービスを受けることができません。


障碍者採用も、企業側が応募の段階で提示を求めたり、採用後に提出を求められますので、実質、障碍者採用での道も閉ざされます。


そして、外見で発達障害はわかりませんので、ケアレスミスや、物忘れ、支持の理解ができなかったりすると、「やる気の問題」「甘え」「できないことの言い訳」と決めつけられます。


そして当事者も、会社側からたびたび叱責を受けたり、指導を受けることで、自己肯定感を削られて、自信を失っていきます。


結果、仕事を続けることができなり、転職を繰り返してしまいます。


私も、昔、衆人環視の面前で、「給料泥棒、果てしなくむかつく、消えてくれよ」と罵倒されたことがあります。


言い訳するな、甘ったれるな、やる気あるのかとさんざん言われてきました。


しかし、障碍者手帳を取得して、就労移行支援を利用したことで、自己肯定感を高めることができ、信頼できる支援者にも出会うことができました。


グレーゾーンの方は、このような支援を受けることが難しいです。限られます。


障碍者職業センター、障碍者支援センターは利用することが可能です。


確かに、グレーゾーンの当事者の方にも、人の話を聞いているようで聞いていない、メモを取ろうとしても、そのメモのポイントが理解できておらず肝心なことが聞き取れていない、などの問題もあります。


しかし、これらのことはある程度、自助努力と周囲の理解、協力でカバーできる面もあります。


障碍者雇用枠は、今後も法定雇用率は拡大されていきます。


グレーゾーンの方は現状、障碍者採用を利用できないのですが、このような区別がなくなり、必要な人が必要な支援を受けることができるようになる日を心より望みます。